苦節8ヶ月、文句なしの赤ちゃんになってきました
息子が黄金時代を迎えている。これぞ赤ちゃんと言わんばかりの丸っこいフォルム。この世のものとは思えないすべすべのお肌。「てとてと」という効果音がきこえてきそうなハイハイ。テディベアのように座って遊ぶあの姿勢。濡れそぼったキラキラとした瞳。ギャン泣きの時に抱きしめるとすんすん言いながらぎゅっと私の服を掴む小さなおてて。世界中をノックアウトしてしまうような満面の笑み。
完成。赤ちゃん完成。
苦節8ヶ月、文句なしの仕上がり。
生まれたてのおじいさんの頃は「可愛いと思わなければ」と自分に言い聞かせ、母性よ‥目覚めよ私の本能‥と念じながらウトウトとし、次の日がやってくるのが恐ろしかった。1ヶ月、2ヶ月‥早く過ぎろ少しでもマシになれと日々をなんとかやり過ごした。
じじばばに「うちの子になるかー?」と言われたり、遊びに来た友達に「連れて帰っていい?」と聞かれた時は正直なところ「どうぞどうぞどうぞどうぞ」と思っていた。
6ヶ月目あたりから、次の月例までの日々をカウントダウンすることがなくなった。そして今や「ここで止まれ!」と思っている。眠る息子の寝顔を見ながら「明日も可愛いんだろうなぁ」と思うまでになった。
この時点のデータをセーブして無限にプレイしてたい。もっと可愛くなるという噂も聞くので、セーブデータをコピーして歩く、喋る、あたりの育成をずっとやってたい。