かわいいむすこはずるい。

2016年春に息子が生まれました。

数ミリの微生物が1年の間に8キロのミニ人間へ

息子、もうすぐ4ヶ月。

我が子の成長というものは、他人の子のそれとは全く別物であるし、子どものいない大人だけの時間の流れとは時空の歪みがあるのではないかと感じるほどに、異質だ。

 

おそらくこの投稿を見た方は「ついこないだ生まれたって言うてたのにあれからもう4ヶ月か」「赤子の投稿をする親は1ヶ月、2ヶ月と月単位で大騒ぎしているが、一体何なのか」となどと思われているに違いない。

 

本日、息子は「ついにミルクと哺乳瓶との関係性に気が付き、枕元に置かれた飲み残しの入った哺乳瓶に手を伸ばす」「己には右と左2つの手があるらしいという新事実を発見、両手を顔の前で組んでじっと観察する」という2つの偉業を達成された。

 

こやつが生まれるまでは「赤子とはきっと子犬のようなものであろう」と予想していたが、今の段階ではどちらかというと植物の観察に近いように思う。日々じっくりと注意深く見守っていないと見過ごしてしまうような小さな小さな変化が確実に起こっている。

 

思えば息子が発生し、私がその存在を発見したのはちょうど1年前だった。たった1年前の今頃は数ミリだった生き物が今では8キロ。そしてどうやら知能らしきものを少しづつ獲得しているのだ。

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そんなふうにしてゼロからこの人を製造したことをクリエイターとして誇らしく思い、常々「これは私の最高傑作です」と言って憚らない。そしてこの人が日々成長していく様子を最も近くで見守れることに喜びを感じ、ぷくぷくの可愛らしいあんよに毛穴と微細な産毛を発見し「いつかすね毛ボーボーに…」と想像しては悲しみに暮れるのだった。この天使がロクデナシのキモいおっさんになったらどうしよう。