0歳からはじめてであう絵本を侮るなかれ
息子様は目が良く見えるようになってきて、小さな頭でいろいろ考えているふうに見受けられるので「0歳から はじめてであう絵本」を読んであげた。
「お腹がすいた魚が池におちた女の子を助けてお礼にパンをもらう」といったとても単純なストーリーで、全文書き起こしても3ツイート分くらいにしかならないような文字数なんだけど、読みながら気がついてしまった。
「ちいさな さかなが おりました。ぐるぐる まわって みずのなか」
おっと。この世に生まれて3ヶ月の人に、水の中の魚をなんと説明すればよいのか。
「水っていうのは息子様、お風呂に入るでしょ?あれが水ね。で、息子様は知らないだろうけど、世界には川や海といった水がたーくさんある場所があってね。そこには人間以外の生き物がいてね。あ、人間っていうのは息子様やお母さんのことね。で、息子様はお風呂で顔に水がかかったら泣いちゃうでしょ?それは人間が陸上の生き物だからで、魚は水の中の生き物だから、エラ呼吸をして生きているんだよ。魚はエラ呼吸。息子様は肺呼吸。まあそんなことはええわ。次のページね」
「みずのうえには まるまるとふとった あひるがおりました」
「あーー。えっとな、魚の他にも世界には鳥っちゅー生き物がおってな。鳥にもいろんな種類があって、空を飛んだりな、あ、まじやで。空飛ぶ生き物、わりとカジュアルにそこらへんに存在しとるから。ほんまほんま。今度見せたるって。でな、このアヒルは、水面に浮かぶの。飛べるし水に浮く。なんでかしらんけど。あれ?アヒルってなんだ?飛べたっけか?」
絵本侮ってた