かわいいむすこはずるい。

2016年春に息子が生まれました。

私の時代は終わった。息子お宮参り

私ね、今日32歳の誕生日だったんですけどね、同じ日に息子が「お宮参り」なるイベントをぶつけてきたんですよ。

 

もうね、完全に主役の座奪われた。白いドレスと華やかな羽織りに身を包み、両家のジジババたちに取り囲まれ、写真を撮られまくる息子。笑顔を見せる度にあがる歓声。

 

一方で地味な服に身を包み、息子の後ろに控えて息子用の大量の荷物が入った鞄を持って息子のご機嫌をうかがってハラハラする私。まるで今をときめくトップアイドルとその付き人のようでした。アイドル様にはスタイリストとプロのカメラマン、カメラアシスタントまで付いてるのに私の服はユニクロっすよ。なにこの格差。

 

ちなみにアイドル様専用鞄の中には大好物ミルクがアイドル様の欲しがる頃に飲み頃の適温になるように保温ケース内にスタンバイされており、さらに予備の消毒済み哺乳瓶、持ち運び用粉ミルク、粉ミルクを溶かすお湯の入った水筒などの調乳セット一式が入っておりました。もちろん私のおっぱいはいつでもぽろんと出せるように露出プレイを想定した服となっております。

 

他にもオムツ6枚、おしり拭き、オムツ替え用シート、着替え一式、汚れ物入れのビニール袋、ゲロ吐き用のガーゼのハンカチ、どこでも寝れるようにとミニタオルケット、もしもの時のための母子手帳と保険証が入ったパンパンの重たい鞄を抱えて、お姑さん(自称ばぁば)に抱かれてご満悦のアイドル様を見守っておりました。私奴隷かな。

 

とまあ終始そんな感じで、ひととおり終わってからの食事会でうちの母が「そういえば、今日まみ誕生日なんですよ」とようやく思い出したように発言してくれまして。

 

一同「あーそうだった。おめでと…」
「あ!赤ちゃん笑った!可愛いーーーーー!!!」

 

 

私の時代は終わった。