かわいいむすこはずるい。

2016年春に息子が生まれました。

可愛がるべきは赤ちゃんでなく、母だと思うんだ。

息子が可愛いのはわかる。

うちの両親(自称ジィジとバァバ)がデレデレと猫可愛がりしたり、夫(パパなのかお父さんなのかそもそも息子の存在に戸惑い中)や友人たち(女性陣はおっぱい張ってきたらしい)にLINEで写真を送ると「きゃわいいい」と即レスしてくれるのは大変ありがたい。

 

可愛い、可愛い、可愛い。

 

しかしよく考えてみてほしい。息子を生んだのは私である。可愛い生き物の親玉は、さらに可愛いに決まっている。

 

国民的アニメ「となりのトトロ」には小トトロ、中トトロ、大トトロと3匹のトトロが登場する。小と中は物語の導入部分で可愛さを武器にメイを大トトロと引き合わせるという重要な役割を担うが、物語の中盤以降は大トトロの賑やかしで足元をチョロチョロしているだけである。確かに可愛いことは否定できない。が、あくまで大トトロの容姿を模倣しているにすぎない。

 

一方で親玉の大トトロは猫バスを呼んだり空を飛んだり木の種を一夜にして森に変えることができ、可愛いだけでなく、非常に有能である。

 

うちの息子は自分のケツすら拭けない可愛いだけの無能である。そのケツを拭いているのは誰か。有能な親玉である。

 

つまり親玉が最強なのだ。よって私は息子よりも可愛がられて然るべきだ。

 

さきほど、父(自称ジィジ)に「娘と孫どっちが可愛いか」と質問したところ「悲しくなるとわかりきった質問をしてはいけない」と回答を頂いた。

また、夫は息子に「きゃわいいいい」と即レスしたあと取って付けたように慌てて「まみたも可愛いよ…」と言ってくれるし、友人たちからは「若さには勝てない」と正論を吐かれたのだった。

 

私も
チヤホヤ
されたい

 
 
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