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かわいいむすこはずるい。

2016年春に息子が生まれました。

30時間の陣痛の末、どうにもならんと腹を割いて誕生

hello world!

 

3月5日の昼過ぎにようやく出てきてくれました!予定日超過の破水から30時間にもわたる陣痛の末、どうにもこうにもラチがあかんので結局帝王切開という一番痛い損なコースでした。あ、ドモ、お疲れっした。アザース。

 

まー母子ともに満身創痍す。息子はぜんぜん開かない狭い産道に何度も何度も頭蓋骨をねじ込もうとアタックした結果、出てきたときには頭が伸びきっておりました。まるでフリーザ様の第三形態のようです。母ちゃんの方も30時間も息子の果敢なアタックに付き合ってグロッキー、しかし結局4㎝しか子宮口を開けてあげられず(10㎝開かないと出てこれません)ギブアップ。息子よすまんかった。頭の形は戻るので大丈夫。

 

帝王切開なら1時間で決着つけれると医者が言うので、ほんな頼みますわー、ようやく解放されるでーと意気揚々と臨んだんですが、あれやね、完全に舐めてた。帝王切開はお産ていうより、ガッツリ開腹手術です。分娩室の壁紙はパステルピンクなのに、手術室はメタリックでめっちゃ硬派。ファンシーな産婦人科の一角でいざという時のために刃を研いでその出番を待っていた物々しい空間。ノリが全然ちがう。

 

やべーよこれ。手術室に足を踏み入れたら急に怖くなって、すんませんやっぱ無しとかダメかな?って思ったんだけど、手術着を着用して点滴2本繋がれて心電図と心拍と血圧とをモニターされ尿道カテーテル入れられて準備万端で手術台にゴロリンと寝かされたら、もう完全にまな板の上の鯉って言葉がピッタリで、おとなしく捌かれるしか無くなっちゃうよね。

 

レーザーで肉を切られ、焦げくせーよてか怖えーよいやあああああと耐えつつ、腹をヌメヌメとお医者さんに探られて、ほれ摘出!って感じで出てきてくれた時は、感動っていうよりも息子も私も死ななくて良かったと心底ほっとしました。

 

んで3秒間くらい息子見せてもろてそっから追加の麻酔で意識を完全に失い、目が覚めたら病室にいました。

 

……知らない天井だ。

 

下半身が全く動かない。足がゴムで出来た人形みたいになっていて感覚がゼロ。全身が寒くて凍えそう。ガタガタ震えが止まらず、自分がどこにいるのか、何してるのかしばらくわからなかった。交通事故にでもあったんか?とも思ったくらい自分の状態がわからず身体が痛くておかしかった。グルグルとして麻酔が覚めかけの気持ち悪い思考の中で、あ、赤子…!と思い出したけど、わりとそれどころじゃなかった。やべーよやべーよなんかめっちゃ痛いしやばい。

 

「生まれたら夜中も2時間おきに授乳やオムツ替えで大変よー」とさんざん聞いていたけど、赤子を世話するのでなく私が2時間おきに点滴交換やら下のお世話してもらうことになるとは思わなかった。ほんと帝王切開なめてた。傷口の痛みでベッドから身体も起こせない。起こせないどころか仰向けのまま数センチ身体をずらすだけで痛くて泣き叫ぶレベル。

 

じっとしてる床擦れができそうに腰が痛くてやばい→寝返りをしようと決心→どう動こうか計画を立てる→介助してくれる人を呼ぶ→チャレンジ→失敗→泣く→痛みが遠のくまで休憩。

これだけで1日のほとんどが終わった。

 

ちなみに絶飲食のため、水すら飲めなくて湿らせた脱脂綿を口に当てて渇きに耐えておりました。耐え難きを耐え、忍び難きを忍び…

 

ここが野戦病院じゃなくてよかった。手厚い治療を受けられる現代医療ありがとう。

 

という感じで、まさか母親としての人生が新生児と同等の身体能力でスタートすることになるとは思いませんでした。明日の目標は、おかゆを自分で口に入れることと、つかまり立ちです。

 

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