かわいいむすこはずるい。

2016年春に息子が生まれました。

「月齢ごとに見てわかる育児新百科」が終わろうとしている

育児書の月齢目次欄を見て涙が止まらない平日の昼間、ド素面。

1滴の酒も入らい状態で、本の目次を見るだけで嗚咽がこみ上げてくる状況を、半分は冷静に「育児とは狂気だ」「これはブログに書かなければならない」などと考えていたので、この時の気持ちを書き残しておかなければならない。

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手持ちの育児書を含むおそらく多くの一般的な育児書は、1歳までは1ヶ月単位での月齢で区切られ、その後は1歳~1歳ヶ月、13ヶ月~1歳半、1歳半~2歳、2歳~3歳、など月齢が上がるにつれてアバウトになってゆくものらしい。

 

最初は「え?そんなばかな。11ヶ月ないんか」と思ったが、実際に息子が1歳を過ぎてから、育児書をめくる頻度は減っていった。ざっくりしはじめたのだった。

 

息子が生またばかりの頃、1週間、10日、1ヶ月を無事にやり過ごせることを指折り数えていた。早く、なんとか。無事に、なんとか。次は。次はなにをすれば。

 

生後2ヶ月になったら。生後3ヶ月になったら。もう少ししたら首がすわる、そろそろ寝返りができるようになる。体重の増加、授乳の回数、ベビーカーのヘッドレストの角度、用意する服のサイズと、もうすぐ気に入りそうなおもちゃ。予防接種のスケジュールと離乳食を始める時期。乳児検診で質問したいこと。

 

あの頃は息子のことで頭がいっぱいで、いつも心が締め付けられて、ほんのささいなことが気になって、どうしたら良いかわからなくて、夜中にすがるようにめくったページ。

 

それが、もうすぐ終わりそうなのだ。

 

今息子は18ヶ月で「16ヶ月~2歳」のページを参考にしているのだけど、その次は「2歳~3歳」の項目を残すのみになってしまった。

 

お世話になった「月齢ごとに見てわかる育児新百科」が終わろうとしている。私はとても頑張ったと思う。頑張った。これまでよくやった。そして息子は2歳になろうとしている。

 

自分の人生を振り返って、こうまで「全力で、絶対に、自分は頑張った」とキッパリ胸を張って言い切れることは他にないかもしれない。

 

先を行く親御さん、今奮闘中の親御さん、これから親御さんになる方、お仕事を頑張っている方、勉強を頑張っている方、趣味に打ち込んでいる方、おじいちゃん、おばあちゃん、ニートも犬も猫も、象もキリンも、みなさまにエールを(結局今は酔っぱらい)